内視鏡を新しくしました

今週の月曜日に新しい内視鏡がやってきました。
開院以来オリンパス社の内視鏡を使っていましたが、
近年フジフィルム社の内視鏡が急速に性能を高めています。
今回の更新はフジフィルム社製の内視鏡にしました。
診療所では少し性能を落とした廉価版の内視鏡を使用しているところが多いですが、
当院では大学病院や総合病院で使用している高性能の内視鏡を導入しました。
このことでたくさんの恩恵があります。
⓵画質がよくなった
 カメラのCCDとモニターの画素数が格段によくなっているのできれいな写真が撮れます。
⓶送気・送水・吸引が早くなった
 カメラには空気を送り込んだり吸い込んだりする小さな管が通っています。
 この管の径がわずかに広くなっているため、送気・送水・吸引が早くなりました。
 特に経鼻胃カメラの時には効果を実感します。
 患者さんにとっては検査が少しでも早く終わるため苦痛が軽くなる恩恵があると思います。
⓷特殊光観察ができるようになった
 NBI BLI LCIと呼ばれる特殊な光を当てることによって早期の癌を発見しやすくなる技術があります。
 今回の内視鏡にはこの技術が搭載されているため精度の高い検査を行うことができるようになります。
⓸拡大観察ができるようになった
 内視鏡の先端に顕微鏡と同じようなレンズが付いており、135倍まで拡大できます。
 病変の細かい表面構造や血管パターンを確認することができるようになりました。
 生検をして組織を確認する前に病変の悪性度をかなり正確に診断できるようになりました。
 これにより病変を発見した時に内視鏡で切除すべきかどうかの判断がより正確になります。
⓹二酸化炭素ガス送気を行えるようになった
 内視鏡を行う時には胃や大腸を空気で膨らませて観察します。
 観察後はできるだけ空気を抜いた状態にして検査を終えるのですが、
 全ての空気を抜いてしまう事はできません。
 このため検査後の膨満感がしばらく続くことになってしまっていました。
 これからは空気ではなく二酸化炭素ガスを送気して観察します。
 二酸化炭素ガスは非常に速やかに胃腸の中で消えていきます。
 検査終了後速やかに膨満感が消えていくと思います。

そして最も楽しみにしていることは内視鏡AIを4月に導入することです。
この技術はAIメディカルサービスというベンチャー企業が世界最先端で研究している技術です。
ガンが疑われる病変をカメラがとらえると、医師に病変の存在を知らせてくれます。
現在は平均的な専門医の診断力と比べても遜色ないレベルまで来ているようです。
そしてこれから数年間で人間の及ばないところまでレベルが上がると考えられています。
現在都市部の大学病院やがんセンターなど特殊な医療機関など国内40施設にしかありません。
岡山県内には大学病院を含めても1台もありません。
当院は研究協力医療機関になりましたので岡山県第1号の内視鏡AIを受けられる医療機関になります。

4月には石井医師が着任し、5月には進行中の第2期増築工事が終わります。
新任の石井医師と内視鏡AIのお披露目となる内覧会を計画しています。
さらに高いレベルで地域医療に貢献できるようにこれからも努力を続けていきます。
これからも引き続きよろしくお願い致します。

院長

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