月別アーカイブ: 2013年2月

市民講演

2/23の土曜日に福浜公民館で市民講演をさせてもらいました。
福浜学区の安全安心連絡協議会の会長さんからお声をかけていただき、約40分のお話をさせてもらいました。
80名以上の方が来てくれており、会場は一杯になっていました。
テ-マは検診だったのですが、福浜地区の方々が思っていた以上に普段から検診を受けておられることに驚きました。

日本人の2人に1人は生涯のうちにがんになります。
いつか自分の体のどこかにがんができるだろうと普段から待ち構えておくことが大事です。
早期がんで発見すれば治る可能性が十分にあります。
1年に1回の検診を怠らないようにしましょう。

院長

新たな仲間が加わりました

2月になり、当院に新たなスタッフが仲間入りしました。
まだまだ慣れないことも多いとは思いますが、徐々に実力を発揮してくれると思います。
よろしくお願いします。

院長

胃がんとヘリコバクター・ピロリ菌

2/3の朝日新聞の一面に興味深い記事が掲載されていました。
慢性胃炎に対するヘリコバクター・ピロリ菌の除菌療法が保険適応になる見通しのようです。
従来は胃炎からさらに進行して胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったことがある人や胃がんになって切除で治癒した人のみが除菌治療の対象となっていました。
早ければ今年の4月から保険適応となるようです。
条件としてはピロリ感染を確認することと、胃カメラなどでピロリ感染に特有の胃炎を確認することの二つです。

ピロリ菌は胃の粘膜の中に感染し、一度感染するとその後もずっと感染し続け、少しずつ胃の中を荒らしていきます。
近年の研究では胃がん発生のほとんどの例にピロリ菌の感染が関与しており、ピロリ感染のなれの果てが胃がん発生につながることは明らかとなっていました。
つまり感染症ががんの主たる原因になっているということです。
感染症が引き起こすがんは他にもいくつかあります。
例えばC型肝炎・B型肝炎→肝臓がんやHPV(ヒトパピローマウィルス)→子宮頸がんなどです。
それらのがんに対してはインターフェロン療法やワクチンなど感染原に対する治療の取り組みがすでに行われていました。
しかし日本人が最も多く罹患する胃がんの原因となるピロリ菌はなぜか保険適応にされず放置されてきました。
ピロリ菌の除菌成功率はかなり高く、胃炎の段階で除菌に成功すれば多くの胃がん発ガンを未然に防ぐことができるようになると考えられています。

現在日本人が最も多く罹患するがんは胃がんです。
しかし死亡の原因としては胃がんは第3位です。
これは内視鏡の進歩などにより早期発見で治る人が増えているためです。
これからは日本人が全員ピロリ菌除菌を行って胃がん発生が激減することを祈っています。

私も過去にピロリ菌を除菌していますし、私の家族にも数名除菌した人がいます。
皆様ぜひピロリ菌の感染確認・除菌をしてください。

院長