月別アーカイブ: 2013年5月

世界禁煙デー

本日5/31は世界禁煙デーです。
本日の山陽新聞にも禁煙に関する記事が掲載されています。
いまさら言うまでもなく喫煙は健康に悪影響を与えます。
WHOの試算によると喫煙による影響のために世界中で1年に300万人が死亡しているといわれています。
喫煙をやめることは健康にとって非常にメリットが大きいです。

当院では禁煙外来を開始してちょうど1年経ちました。
1年で13名の方が禁煙に成功されました。
禁煙成功率は74%です。
その方が長年吸っていたタバコをたった3ヶ月の関わりでどれくらい止めてもらえるのだろうかと心配していたのですが、思っていた以上の成績がでており嬉しく思っています。
禁煙したいけれどなかなかやめられない方はぜひ当院の禁煙外来を受診してみてください。

院長

がん検診と特定健診 そして特定保健指導

唐突ですが日本人の死亡原因の1位をご存知ですか?
これはみなさんお分かりだと思いますが、悪性新生物=がん ですね。
それでは2位・3位をご存知ですか?
2位 心疾患 3位 脳血管疾患となっています。
心疾患や脳血管疾患は多くの場合は高血圧・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病のなれの果てとして発症します。
それ以降は4位 肺炎 5位 老衰 6位 不慮の事故 7位 自殺 と続きます。

図からわかるように1~3位の悪性新生物・心疾患・脳血管疾患で死因の5割以上を占めています。
これら3つは3大死因と呼ばれており、日本の医療行政はこれらの疾患で命を落とす人を少しでも減らそうと努力しています。
この3つの疾患には大きな共通した特徴があります。
それは疾患が発生してから(心疾患や脳血管疾患の場合は高血圧や糖尿病や高脂血症が発症してから)健康に影響がでるまでに時間があるという点です。
そして早期に発見したり、早期に対策をうつことで健康の被害を大きく減らすことが可能だという点です。
つまり疾患によって健康を損なう前に検診で早期発見・早期治療をおこなうことが最も有効な治療法だということです。

6月1日からがん検診と特定健診が始まります。
がん検診は名前の通りまだ症状のでていないがんを早期に発見するために行います。
胃がん 肺がん 大腸がん 乳がん 子宮頸がん 前立腺がんの検査があります。

特定健診は同じく症状のでていない高血圧・糖尿病・高脂血症などを早期発見するために行います。
血液検査 尿検査 心電図検査などがあります。
特定健診で高血圧・糖尿病・高脂血症を指摘された場合は生活習慣の改善とお薬を飲むことになります。
“現在はお薬を飲むほどでもないがこのままいくと数年後にはお薬を飲むことになりそうですよ”といういわゆる予備軍の方が発見されることがあります。
しかし”予備軍ですから気をつけてください”といわれた場合”今年はセ-フだった”と安心してしまって生活習慣病の進行を止められない方を多く見かけます。
これら予備軍の方には保健師が生活習慣の改善のサポ-トを行うサ-ビスが付いています。
これを特定保健指導といいます。
現在は検診を受けられる方は少しずつ増えていますが、特定保健指導を受けられる方はとても少ない状況です。
予備軍の時期こそ、生活習慣を改善してお薬を飲むのを少しでも遅らせるのに効果的な時期です。

当院では開院時から特定保健指導を行っていました。
比較的簡易な動機付け支援と半年に渡ってしっかりサポ-トする積極的支援の両方の指導を行っています。
昨年から力を入れて指導を行ったところ、思った以上にみなさんが真剣に取り組んでくれていて指導の成果を実感しているところです。
なかにはお薬を飲む以上の効果が現れている方もおられます。
今年の4月からは保健師が2名に増えており、さらによい指導ができる体制を整えています。

“予備軍”と言われた方はホッと一安心してはいけません。
一度当院の特定保健指導を受けてみてください。
他の医療機関で特定健診を受けられた方ももちろん対象になりますので遠慮なく来て下さいね。

院長