月別アーカイブ: 2020年9月

インフルエンザとコロナウィルスの同時流行に対して

2日前に衝撃的なニュースを耳にしました。

コロナウィルスの流行が始まってからこの冬に流行するであろうインフルエンザとコロナウィルスの対応としてどのような対策を立てるのかは大きな悩みでした。

これに対して厚生労働省は発熱やのど・はな・せき・痰が出た場合の対処を従来の保健所へ連絡ではなく医療機関に直接連絡し、受診の問い合わせをするようにと発表しました。

有効な対策提案は一つもなく、現場の医療機関へ負担を丸投げしたという事です。

現在当院のスタッフは感染の不安と業務の増加による負担と闘いながら地域の医療のために必死で頑張っています。

院内感染防止の観点から発熱・のど・はな・せき・痰のある患者様は屋外のハウスで診療を行っています。

ハウスの診療を実現するためには看護師と医療事務を常時1名ずつハウスへ割いていますので通常診療の人員が1名ずつ減った状態で、明らかに業務の負担が増加しています。

医師もハウスでの診療の度に更衣と移動を繰り返しておりますので通常の患者様を1名診療する場合と比較して5倍程度の時間を費やしています。

ただでさえ疲弊している現場の医療機関の負担を軽減するための政策や提案が何もなかったことに対してとても失望しています。

 

当院の診療内容としては①高血圧や糖尿病など特に症状のない患者様の健康維持 ②内視鏡などの腹部専門医療機関としての診療 ⓷かぜや腹痛などの急性疾患の対応 の3つがあります。

コロナウィルスによって医療機関の負担が増加している現在の状況ではすべてを以前のように診療することはできなくなっています。

当院にかかられている患者様にとっては①②の機能を維持することが有益だと考えています。

大変申し訳ありませんが当院では⓷の急性疾患のうち呼吸器急性疾患については診療機能を低下して対応せざるを得ません。

コロナウィルスは唾液採取で検査できるようになりましたが、インフルエンザ検査は鼻腔か咽頭から粘液を採取して検体を検査するため、くしゃみや咳を誘発し医療従事者の感染のリスクが危惧されています。

症状からはインフルエンザかコロナウィルスかは判断できないため両方の検査を行うべきということになるのですが、リスクが高いため当院では両方とも検査を行わない方針としました。

血液検査を行えば細菌性感染かウィルス性感染かを判断することができます。

ウィルス性感染と判断した場合は症状と身体所見からインフルエンザか否かを診断し、必要な処方を行うことにします。

インフルエンザ検査をご希望の患者様は検査を施行している医療機関への受診をお願い致します。

 

 

ご迷惑をお掛けしますがご理解いただけますようよろしくお願い致します。

 

院長